【住宅購入雑学】小平市の浸水リスクは低い?ハザードマップと過去の浸水履歴を確認

住宅を購入するときは、価格や間取り、周辺環境だけでなく、その土地の災害リスクを確認することも大切です。
今回は、小平市や東京都が公表しているハザードマップなどの公的資料をもとに、小平市の浸水リスクや過去の浸水履歴についてご説明します。
小平市は大きな河川の氾濫を受けにくい地形
小平市は、武蔵野台地のほぼ中央に位置し、市内の標高はおおむね70~80mです。地形は比較的平坦で、市内には大きな河川がありません。
市内を流れる主な河川は、鈴木町付近を源流とし、花小金井南町方面へ流れる石神井川です。
このような地形から、小平市は、大きな河川の流域や低地に位置する地域と比べると、大規模な河川氾濫の影響を受けにくい地域であると考えられます。
ただし、市区町村ごとの浸水リスクを同一条件で比較した公的な順位や統計は確認できないため、「他市より確実に安全」とまでは断定できません。
小平市でも浸水リスクはあります
小平市に大きな河川がないからといって、水害の心配がないわけではありません。
小平市は比較的平坦で雨水が流れにくく、短時間に大量の雨が降った場合には、下水道などの排水能力を超えた雨水が道路や窪地にたまる「内水氾濫」が起こる可能性があります。
小平市のハザードマップは、東京都が実施したシミュレーションをもとに作成されています。想定条件には、時間最大雨量153mmなどの非常に強い降雨が含まれており、市内にも浸水が予想されている場所があります。
そのため、住宅を購入するときは、「小平市全体としてどうか」だけではなく、検討している物件の所在地ごとに確認することが重要です。
小平市のハザードマップで確認できること
小平市が公表している「小平市ハザードマップ」では、主に次の情報を確認できます。
- 浸水が予想される区域
- 想定される浸水の深さ
- 土砂災害警戒区域
- 周辺の避難場所
浸水の深さは、0.1m未満から5.0m未満まで段階的に色分けされています。
同じ小平市内でも、道路の形状や土地の高低差、窪地の有無などによって想定されるリスクは異なります。物件そのものだけでなく、最寄り駅までの経路や避難経路も併せて確認しておきましょう。
過去の浸水履歴も公表されています
小平市は、平成16年(2004年)以降の台風や集中豪雨などによる被害をまとめた「小平市浸水履歴図」も公表しています。
ただし、この履歴図に掲載されているのは、市に報告があった「床上浸水以上」の被害です。
次の点には注意が必要です。
- 市内で発生したすべての浸水を網羅したものではない
- 床下浸水や敷地内への浸水は記録されていない
- 道路冠水の履歴は掲載されていない
- 特定の建物や土地の水害履歴を証明する資料ではない
したがって、浸水履歴図に表示がない場所であっても、「過去に道路冠水や床下浸水が一度もなかった」とは判断できません。
住宅購入前に確認したいポイント
小平市内で住宅を購入するときは、少なくとも次の点を確認しておきましょう。
1.浸水想定区域に入っているか
物件の所在地が浸水想定区域に含まれているかを確認します。
2.想定される浸水の深さ
浸水想定区域内であっても、想定される深さによってリスクは異なります。
3.周辺の土地や道路との高低差
物件の敷地が周辺より低くなっていないか、雨水が集まりやすい地形ではないかを現地で確認します。
4.避難場所と避難経路
災害が発生した際に利用できる避難場所と、そこまで安全に移動できる経路を確認しておきます。
5.火災保険の水災補償
建物の立地や浸水リスクを踏まえ、水災補償を付ける必要があるかも検討しましょう。
ハザードマップは購入可否を決めるだけの資料ではありません
ハザードマップに色が付いているから「購入してはいけない」、色が付いていないから「絶対に安全」ということではありません。
ハザードマップは、想定されるリスクを事前に把握し、建物の構造や土地の高さ、避難経路、保険の補償内容などを検討するための資料です。また、シミュレーションの条件を超える雨や、地図に反映されていない局地的な冠水が発生する可能性もあります。
FIND-HOUSEでは、小平市の地域特性や公的なハザード情報、現地の状況などを確認しながら、住宅選びに必要な情報を分かりやすくご説明しています。
小平市で住宅の購入を検討されている方は、お気軽にご相談ください。
