【住宅購入雑学】小平市、家が買いづらくなってない⁉

「小平市の新築一戸建て、以前よりずいぶん高くなった気がする……」
最近、そんなふうに感じていませんか?
実際、小平市の建売住宅(新築一戸建て)の成約価格は、この数年で大きく上がっています。では、いつから、どのくらい高くなったのでしょうか。
小平市で不動産売買に携わってきたFIND-HOUSEが、長年蓄積してきた成約データをもとに、住宅価格の変化とその背景を分かりやすく解説します。
7年前と比べて、建売住宅はどれくらい高くなった?
まず、実際に成約した住宅の価格を比較してみましょう。
同じ1〜10月のデータで、価格の中央値(高い順・安い順に並べたときの真ん中の価格)を比較すると、次のようになりました。
| 比較項目 | 2019年1〜10月 | 2026年1〜10月 |
|---|---|---|
| 建売住宅の成約価格(中央値) | 3,880万円 | 5,290万円 |
| 当社が把握した成約件数 | 303件 | 271件 |
中央値の差は、1,410万円。約36%の上昇です。
金額にして1,000万円以上の違いですから、「以前より買いづらくなった」と感じるのも無理はありません。
※2026年は10月末までの途中集計です。件数比較は両年とも1〜10月に統一しています。当社が確認できた成約データであり、小平市全体のすべての取引を網羅する統計ではありません。
価格の動きをグラフで見てみましょう
2013年からの平均成約価格と、当社が把握した成約件数をグラフにしました。

2013年の平均成約価格は約3,767万円。2019年は約3,949万円でした。ところが、2020年に約4,024万円、2021年に約4,404万円、2022年には約4,671万円と、上昇のペースが速くなります。
さらに2026年は、11月1日までの途中集計で平均約5,294万円となっています。
※平均値と中央値は異なります。グラフは平均値、冒頭の価格比較は中央値です。2026年は途中集計なので、年間件数を過去の通年件数と直接比較することはできません。
2020年頃から、一般的な物価との違いが大きくなりました
住宅以外の商品やサービスも値上がりしています。そこで、建売住宅の平均成約価格と、一般的な物価の動きを比べました。
それぞれ2013年を「100」として、どのくらい上昇したかを示したグラフがこちらです。

2013年から2020年までは、建売住宅の平均成約価格も物価も、おおむね近いペースで上昇していました。
しかし、2020年以降は建売住宅の価格が物価を上回るペースで上昇しています。2020〜2025年の上昇率を比べると、建売価格は約22%、物価は約12%でした。
※「物価」は、食品・日用品・サービスなどの価格の変化を表す全国の消費者物価指数(総合)です。建売価格はFIND-HOUSEの成約データに基づく平均であり、住宅の立地や広さなどの構成は年によって異なります。
なぜ、2020年頃から住宅価格が上昇したのでしょうか?
いくつかの要因が重なったと考えられます。
1.コロナ禍で、住まいの選び方が変わった
2020年には、テレワークの普及などによって、住まいの広さや自宅で過ごす時間を重視する動きが広がりました。
実際、FIND-HOUSEでも、都心で購入を検討していたお客様が多摩地域へ目を向け、小平市で住宅を購入された事例がありました。
当社が把握した建売住宅の成約件数も、2019年の358件から2020年には449件へ、約25%増加しています。特に2020年5〜7月の件数増加が目立ちました。
もっとも、2020年初めの時点ですでに前年を上回る月があったため、増加のすべてがコロナ禍によるものとは断定できません。
2.木材や建築資材が値上がりした
2021年には、木材の不足と価格高騰、いわゆる「ウッドショック」が起きました。木材をはじめ、住宅建築に必要な資材や工事費の上昇は、建売住宅の販売価格を押し上げる要因になります。
その後も建築費や土地の仕入価格が上昇し、住宅価格に影響した可能性があります。
ただし、建築費・土地代・需要増加のそれぞれが小平市の成約価格を何%押し上げたかまでは、今回の集計だけでは特定できません。
では、今は住宅を買わない方がいいのでしょうか?
価格が上がったからといって、購入を諦める必要はありません。
一方で、「これからさらに高くなるかもしれない」と焦って購入を決める必要もありません。
同じ小平市内でも、駅からの距離、土地の広さ、建物の仕様、周辺環境などによって価格は大きく異なります。さらに、住宅ローンの返済額だけでなく、教育費や日々の生活費を含めた家計全体を考えることも大切です。
過去の相場を知ることで、今検討している物件の価格が妥当なのか、どの条件を優先したいのか、判断しやすくなります。
小平市での住まい探しは、まず情報整理から
FIND-HOUSEでは、長年蓄積した小平市の成約データと地域の実情をもとに、住まい探しのお手伝いをしています。
- 今検討している物件の価格は妥当?
- 今の予算で、どんな住宅が選べる?
- 新築と中古、どちらを検討すればいい?
- 今すぐ購入するべきか、もう少し準備するべきか?
こうした疑問を整理するだけでも、住宅購入への第一歩になります。
FIND-HOUSEは、購入を急がせる営業を行いません。まずはご家族に合った住まいの選び方を、一緒に考えていきましょう。
使用データ・出典
- FIND-HOUSE「建売成約データ」(2013年〜2026年11月1日)。成約済み建売住宅の成約年月日・成約価格から集計。対象物件の構成は年ごとに異なります。
- 総務省統計局「2025年平均消費者物価指数(全国・総合)」
- 林野庁「2021年の木材不足・価格高騰の状況」
- 国土交通省「建設工事費デフレーターの推移」
