【住宅購入雑学】住宅ローンが「40年・50年時代」に。返済期間の延長で変わるマイホーム計画!

これまで住宅ローンは「最長35年」が一般的でした。
しかし最近は、40年・50年ローンといった超長期タイプを提供する金融機関が増えています。
「期間を延ばすとどのくらい楽になるの?」「利息はどれだけ増えるの?」
そんな疑問を、実際の試算データでわかりやすく解説します。
なぜ40年・50年ローンが増えているのか?
◇住宅価格と建築コストの上昇
土地価格や建築費の上昇が続き、同じ家でも10年前より数百万円高くなっています。
「月々の返済を抑えたい」という声に応える形で、返済期間を延ばすローンが広がりました。
◇若い世代の住宅取得志向
「家賃を払い続けるより、自分の家を早く持ちたい」という20〜30代が増加中。
返済期間を40年・50年にすれば、家賃並みの返済額でマイホームを持てる可能性があります。
◇金融機関の新商品展開
低金利の今、銀行も「長期安定型ローン」として35年超のプランを積極的に展開しています。
最長50年まで選べる商品も登場しています。
実際にどれくらい変わる?返済期間別シミュレーション
借入金額4,000万円・金利0.8%・元利均等返済(ボーナス払いなし)の試算です。
| 返済期間 | 月々返済額 | 総返済額(万円) | 支払利息(万円) |
|---|---|---|---|
| 35年(420回) | 109,224円 | 4,587万円 | 587万円 |
| 40年(480回) | 97,404円 | 4,675万円 | 675万円 |
| 50年(600回) | 80,908円 | 4,854万円 | 854万円 |
※金利0.8%・元利均等返済で算出(概算)
35年に比べて40年では約1.2万円減少、50年では約2.8万円減少。
しかし、支払総額は期間が長いほど確実に増加します。
(35年→40年で+約88万円、35年→50年で+約267万円)
超長期ローンのメリット
◇月々の返済が軽くなる
家計にゆとりが生まれ、教育費・生活費・貯蓄との両立がしやすくなります。
◇借入可能額が増える
月々の返済が下がることで返済比率が改善し、希望条件に近い物件を選びやすくなります。
◇若い世代でもマイホームを実現しやすい
20〜30代でも無理のない支払いで住宅を取得でき、早めの資産形成が可能になります。
注意すべきデメリット
⚠ 総返済額が増える
期間を延ばすと支払う利息が増えます。
50年返済では35年より約267万円多く支払うことになります。
⚠ 完済年齢が上がる
30歳で50年ローンを組むと完済は80歳。
退職後も返済が続く可能性があり、老後資金との両立が課題です。
⚠ 残債が多く残るリスク
返済初期は元本が減りにくいため、将来の売却・住み替え時に残債が多く残ることがあります。
⚠ ライフイベントへの影響
教育費・介護・転職など、長期間の間に家計変化が起こる可能性を考慮する必要があります。
まとめ:期間を延ばすなら“戦略的”に使う
40年・50年ローンは、家計に余裕をもたせたい世帯には有効です。
ただし、利息負担が増える点を理解した上で、長期的な返済計画を立てましょう。
💡 おすすめは、最初は40年で組み、収入が安定したら繰上返済で実質35年完済を目指す方法です。
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