【住宅購入雑学】住宅ローンをいくら借りられるか?

住宅購入にあたっては殆どの方が住宅ローンを利用されると思います。
今回は、その住宅ローンについて良く質問を受ける『いくら借りられるか?』についてお話をしたいと思います。

大きく2つの方向からの検討が必要


一つ目は、お客様の返済可能額からいくら借りれるかということ。
もう一つは、銀行の返済基準からいくら貸せるかということ。
そして、この2つの基準で算出された結果のより低い方の金額が借入可能額となります。
以下、例を挙げてご説明いたします。

【シミュレーション例】 

  • 毎月の返済可能額10万円
  • ご主人様単独でのお借入れ
  • 会社員(年齢28歳、年収400万円、勤続3年)
  • 車などのローンのお借入なし
  • 借入期間35年
  • 借入金利0.9% 

◇返済可能額から算出

◇月々10万円、借入期間35年、借入金利0.9%の場合の借入可能額

3,600万円

◇銀行の貸出基準から算出

◇算出金利4%、返済比率40%以内とした場合の貸出可能額

3,010万円

※算出金利とは…実際の貸出金利ではなく、返済比率算出用に設定された金利
※返済比率とは…年収に占める年間の返済額の割合


―まとめ―

このシミュレーションより、このお客様の借入可能額は3,010万円となります。
ちなみに、3,010万円の返済額は毎月83,572円となります。


ん?本人は毎月10万円払えるのに、なぜこうなるの?

それは、銀行が貸出基準のベースとしている“返済比率”にあります。
銀行は『年間の借入返済額(※注)が、借入者の年収の何%以内であること』というような審査基準を設けています。
※注:この年間の借入返済額には、車のローンカードローンなども含まれます。


そのためいくら毎月10万円返せると言っても、銀行の貸出基準で試算した結果、返済比率がオーバーする場合には、毎月の返済額で借り入れできる金額より、低い金額になってしまう場合があるのです。

※実際のお借入に当たりましては、上記条件以外の審査基準等がございますので、ご注意ください。

今回のシミュレーションは、大手銀行によくある算出基準にてシミュレーションしましたが、当社が取引している金融機関の中には、算出金利を貸出金利で設定している金融機関や、借入期間を最長50年(満80歳完済)まで設定している金融機関がありますので、お客様のご希望されるお支払いなどのご条件を元に、お客さまにとって最適な金融機関をご紹介させていただいております。
住宅ローンについてのご相談は、お気軽に『無料相談会』をご利用ください。

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