【住宅売却雑学】高額査定のからくりに騙されるな!
家や土地などを売却する際、どのような売却方法(手段)があるか知っていますか?
大きく分けると、一般売却と買取りの2種類になります。『一般売却』とは、一般の方に買ってもらうという方法。そして『買取り』は、不動産業者に買い取ってもらうという方法です。それぞれメリット・デメリットはありますが、すぐに売りたいのなら『買取り』、ある程度時間を掛けてもよいのなら『一般売却』となります。余程大規模な不動産や特殊な不動産でない場合は、『一般売却』の方が高く売れます。
【売却の流れ】
〔一般売却の場合〕
- 査定を依頼したい不動産会社を探す
- 査定申込み
- 現地調査
- 査定額提示及び説明
- 売り出し価格の決定(査定額を基に売り出し価格を決定します)
- 媒介契約締結(売却を依頼するという契約を締結します)
- 販売開始(居住したままでも販売は開始できます)
- 買主決定
- 売買契約締結
- 引き渡し
〔買取りの場合〕
- 買取りを依頼したい不動産会社を探す
- 買取り申込み
- 現地調査(買取りの場合簡易査定は基本的にありません)
- 査定額提示及び説明
- 売却検討
- 売却決定
- 売買契約締結
※現在は、一括査定サイトなどがありますので、複数の不動産業者に個別に連絡を取るのが面倒という方は、こうした一括サイを利用するのも有効です。
【査定額提示までの時間】
査定金額の提示に要する時間は、スピード査定などを実施している会社では、現地調査をせずに簡易的な価格を即日提示してくれますが、正式な査定を希望される場合は、現地調査のみではなく、役所調査も必要となることから数日必要となります。
【注意したい点】
- 査定の意味について
- 悪意のある高額査定
査定について勘違いされる方が多いのですが、不動産会社に買い取ってもらう場合の査定は、“実際に買い取る(売れる)”金額ですが、一般売却の際に提示される査定は、“相場的にはこのくらいで売れるだろう”という、あくまでも“想定”の金額でしかありません。同じ『査定』という言葉を使いますが、意味としては全く違うものになりますので、ご注意ください。
そしてもう一つ注意したいのが、売却委託を受けたいからと、高額な査定金額を提示する不動産会社が在るということ。
先ほどご説明したように一般売却における査定金額は、あくまでも“売れるであろう金額”ですので、査定金額がいくら高くても、それがそのまま実際に売れる金額とは限りません。ですが、売却委託を受けたい不動産会社は、取り敢えず委託を受けることを優先するため、相場より高めの金額で査定書を作成し、売却を受託しようとするのです。
もちろん、その高額査定金額で売れることもなくはないでしょうが、周辺相場を調べれば簡単に高いことが分かりますので、多くの場合は長期間売れないという状況に陥ります。そして一定期間売れないと、最初に提示した高額査定のことは棚に上げ、上手いこと売れない理由を作り上げて値下げをさせるという状況に持っていかれます。こうなると、最初から一般的な金額で売り出した方が、販売期間を短くできたり、販売に掛かる労力や心労を抑えることができます。
尚、高額査定を行いやすいのは、『売却委託』を積極的に取ろうとしている不動産会社ですので、実際に査定を依頼する場合は、特色の違う不動産会社2~3社へ依頼することをお勧めします。
小平市での不動産売却は、地元に根差し、地元相場に精通した当社に、是非お任せください!
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